糖質とは?
食べて甘く感じるものが糖質と思いがちですが、米や小麦などの穀類や、いも類に多い「でんぷん」も糖質です。
例えば、主な原料は米である塩辛いせんべいやおかきなどもでんぷんがたっぷりと含まれているので糖質です。
また、スナック菓子も主な原料は、小麦やとうもろこし、じゃがいもなので糖質です。
では、同じような意味で炭水化物という言葉が使われますが、どういう意味かというと、
炭水化物=糖質+食物繊維
です。炭水化物には、消化・吸収されずに腸まで届く食物繊維も含まれます。炭水化物のうち、食物繊維を除いたものが糖質です。
糖質の取りすぎは血流を悪くする?
血液中に糖質が多くなりすぎると、血液の流れを邪魔をしてしまいます。
糖質は、細胞壁のタンパク質に反応して、ペタッとくっついてしまい、細胞壁の隙間に集まり、血液の流れを阻害してしまいます。
このへばりついた糖質は非常に厄介な性質を持っています。
へばりついた糖質は、カスのようなものに変化してしまいます。
このカスは、終末糖化産物(AGEs)と呼ばれ動脈硬化といった老化を早めてしまう原因になってしまいます。
AGEsは、一度たまってしまうとなかなか消えない性質があり、糖質の摂取を抑えて血糖値が低くなっても、
しばらくは体内にとどまり、動脈硬化の危険性を高めています。
糖質は、血管自体も細く、狭くしてしまうこともわかっています。
これは、血液中に含まれる糖分が活性酸素を発生させることによって起こります。
活性酸素が発生すると、血管の内壁を傷つけ、傷ついた部分が腫れあがることで、正常な細胞が破壊されてしまうため、
修復のために必要な物質が集まります。これによって、血管の細胞壁の隙間に物質が集まり、血管が狭くなります。
今までは、血管につまりを起こす原因は「脂肪」であるといわれてきました。しかし、実際には、糖質の過剰摂取によって、血管壁が傷ついてしまうことが研究でわかってきています。
血流を改善するためには?
・糖質を制限する
血糖値をあげるものは、五大栄養素の中の糖質だけです。体質改善には、カロリー制限ではなく、糖質制限が重要です。
・たんぱく質、脂質をたっぷり食べる。
たんぱく質と脂質は身体を維持するための材料です。肉や魚、乳製品などをバランスよく食べましょう。
・質の良い油を摂取する
一般的に、現代人はサラダ油などの主成分であるリノール酸を摂取しすぎる傾向がある。
そこで、身体への害が少なく、動脈硬化予防やコレステロール値を下げる働きのあるオリーブオイルや亜麻仁油、
えごま油などを摂ることがおすすめです。
・嗜好品は糖質の少ない物を摂取する
アルコールは摂取しても構わないが、ビールや日本酒などの糖質が多いお酒は避けたほうが良いので、
焼酎やウイスキーなどの蒸留酒や糖質0のビールにした方が良いです。
まとめ
血流が改善すれば、体温が上昇し、代謝が上がり、ホルモンが作られやすくなり、自然と卵巣や子宮の働きが改善されていくと思います。
身体の環境を整えて、妊娠しやすい身体を作りましょう。